ずっと前にRaspberry piを入手しましたが、XMBCで少し遊んで以来、しばらく放ったらかしの状態でした。
Raspberry piにWebカメラをつけ、motionと組み合わせて簡易監視カメラを作ってみることにしました。
カメラで撮影した画像や動画はそのままだとSDカードに保存することになります。
SDカードやUSBフラッシュメモリーは改善されたとは云え書き換えの寿命があります。
HDDは機械的な摩耗寿命がありますので意見は色々でしょうが、頻繁に書き込みが発生する場合SDカードやUSBメモリーは早く寿命が尽きます。SDカードやUSBメモリーに使われているNANDメモリーは、一般的にコストの理由から基板に実装されているNANDメモリーより寿命が短いものが使われていることが多い(ほとんど)です。
SDカードへの書き込みを減らすため、ネットワーク経由で共有したサーバーに保存することにします。
Unix系OSであればNFS,MacであればAFPそしてMS-WindowsであればSMB(Samba)ですね。
Raspberry piとの組み合わせで考えた場合、Mountain Lionはどれでも使うことができますが、NFSは設定が少しだけ面倒、AFPはRaspberry pi側の準備が面倒…ということでSMB(Samba)を使うことにしました。
まずは、Mountain Lion側の設定です。
- システム環境設 → 「共有」をクリック
- サービスから「ファイル共有」にチェック
- 「共有フォルダ」の+を押して、共有したいフォルダを追加
- 追加したフォルダ(共有したいフォルダ ここではraspiとします)を選択し、ユーザーを追加しアクセス権を追加
- 「オプション…」で「SMB(Windows)を使用してファイルやフォルダを共有」にチェック
アクセスを許可するユーザーのアカウントにチェックを入れるAFPはMac間でファイル共有するのであれば、「AFPを使用してファイルやフォルダを共有」にもチェックをいれる
次はRaspberry pi側の設定です。
- これから先の作業はrootで行います
私はrootのパスワードを設定してrootで有効にしていますが、rootを有効にしていない場合は sudoでroot権限で実行する必要があります - Mac側の共有フォルダをmountするディレクトリを決めます
今回は、/mnt/smb とします
ディレクトリが無ければ、mkdirで作成します - Mac側の共有フォルダ(raspi)を/mnt/smb/の下にmountします。
mount -t cifs //172.25.10.20/raspi /mnt/smb -o user=pi,sec=ntlmssp,nounix,noperm,rw
ここで、172.25.10.20は共有ファイルがあるMacのIPアドレスです
user=pi はMacでファイル共有を許可したユーザーアカウントです
また、一緒にパスワードを設定する場合は
user=pi%raspberry
と%
で区切ってパスワードを設定します。もちろん、Mac側に設定したものと同じなければなりません。 - 無事mountできると、raspberryからは/mnt/smb/でMac側のraspiの下にアクセスすることができるようになります。
mountのオプション引数でちょっとはまったのでメモしておきます。